ドイツ



2023年5月8日から施行される感染症法にて、新型コロナウイルスは季節性インフルエンザと同じ「5類」へと移行することになりました。それにともなって、3年にわたって行われてきた水際対策(入国制限)は、それにさきがけて4月29日に終了することになりました。

ルフトハンザ・ドイツ航空、大阪/関西〜ミュンヘン線を再開 2023年5月2日から週3往復

ルフトハンザ・ドイツ航空は、大阪/関西〜ミュンヘン線の運航を、2023年5月2日から週3往復で再開する。大阪/関西発は月・水・土曜、ミュンヘン発は火・金・日曜に、エアバスA350-900型機で運航する。所要時間は大阪/関西発が14時間20分、ミュンヘン発が12時間5分。この他に、2023年夏スケジュールには、フランクフルト発着ではベルファスト(週4往復)、ロンドン/ガトウィック(1日2往復)、アストゥリアス(週3往復)、スコピエ(1日2往復)、ピアリッツ(1日2往復)、ミュンヘン発着ではアストゥリアス(週1往復)、ボルドー(週3往復)、ルツェズフ(1日1往復)、メキシコシティ(週3往復)へ新たに運航する。

■ダイヤ
LH743 大阪/関西(21:50)〜ミュンヘン(05:10+1)/月・水・土(5月3日〜)
LH742 ミュンヘン(22:15)〜大阪/関西(17:20+1)/火・金・日(5月2日〜)

 

JAL、12月から成田/フランクフルト線増便 毎日運航

2022年12月1日から、成田/フランクフルト線を増便し、毎日運航します。現在、週5便(月・水・金・土・日)で、運航しています。運航スケジュールは以下の通り、10月30日より出発・到着時間が変更になります。

■JAL 成田/フランクフルト線
<〜10/29>
JL407便 成田 09:15 / フランクフルト 17:50
JL408便 フランクフルト 19:40 / 成田 16:10 (翌日)
<10/30〜2023/1/31>※12/1から毎日運航
JL407便 成田 10:20 / フランクフルト 17:20
JL408便 フランクフルト 19:40 / 成田 17:10 (翌日)

JALのヨーロッパ路線は現在、羽田/ロンドン線のJL43/JL44便、羽田/パリ線を毎日運航しています。成田/フランクフルト線の12月からの増便で、毎日運航は3路線になります。JALはこのほか、羽田/ヘルシンキ線を週5便、羽田/ロンドン線のJL41/JL42便を週4便で運航しています。

ANA、10月末から羽田/フランクフルト線増便

全日空(ANA)は、2022年10月30日から2023年3月25日までのヨーロッパ路線の運航計画を決定しました。羽田/フランクフルト線は増便、羽田/ロンドン線は全便が最新シート搭載機で運航します。羽田/フランクフルト線は週10往復から、1日2便(週14往復)に増便します。機材はボーイング787-9型機を使用します。

■羽田/フランクフルト線スケジュール (10/30〜)
NH223便 羽田 11:15 / フランクフルト 15:40
NH203便 羽田 00:50 / フランクフルト 05:20(翌日)
NH204便 フランクフルト 11:30 / 羽田 06:55(翌日)
NH224便 フランクフルト 20:45 / 羽田 16:15(翌日)

EUへの渡航に2022年末までにエティアス(ETIAS)導入

時期はまだ2022年・年末とされており、未定ですが、EU連合に加盟している26か国への渡航は、ETIAS(エティアス)が必要となります。アメリカ旅行に必要なESTA(エスタ)やカナダアメリカ旅行に必要なeTA(イータ)と同じ役割を果たすもので「事前渡航認証システム」を意味します。
現在のところ今回紹介する「人気渡航国で入国制限が解除されている国」の中ではEU以外のイギリスやアイルランドは対象外となる予定ですが、EU加盟国とイギリス、アイルランドを合わせて旅行する方は、申請開始となれば取得の必要があります。2022年8月26日現在は不要です。

現在の入国状況

ドイツにはいつから行ける? 2022年8月現在の入国状況
観光・ビジネス目的での入国可能
■ドイツへの入国条件
2022年6月11日より、90日以内の観光目的での入国にあたって必要な書類はパスポートのみ(コロナ禍以前の入国条件)

渡航前に必要な手続き

必要なもの

(1)パスポート
・残存有効期間ドイツの滞在日数+3ヶ月以上のもの
(2)航空券

必要な手続き

上記の必要書類を日本出国前の航空会社チェックインカウンターにて確認後、出国手続きへ

※航空会社によっては搭乗手続きをスムーズに行うため、事前に関係書類をチェックするサービスも有。詳細は各航空会社の公式サイトをご確認ください

滞在中に必要な手続き

必要なもの

(1)FFP2マスク、FFP2と同等のマスク、または医療用マスク
・FFP2マスク とは、ヨーロッパが定めたEN規格に適合したマスク。米国規格のN95や日本の防じんマスクのDS2に相当するものとして一般に認識されている
・公共交通機関、医療機関や介護施設などの特定の場所でのみマスクの着用が義務づけられている
・ただし、6歳未満の子ども、医療上の理由でマスクの着用が困難な方、聴覚障害によりマスクの着用がコミュニケーションに支障をきたす方は着用義務が免除される
・マスク着用義務に違反した場合、罰金が課される(金額は州により異なる)

必要な手続き

(1)「出国前72時間以内の陰性証明書」の発行
・日本帰国時に必要となるため、滞在中に検査を実施する
・各自で検査機関を予約する
・滞在していた国や地域に関わらず全員が提出
・必須項目:氏名、生年月日、検査法、採取検体、検体採取日時、検査結果、医療機関名、交付年月日
・有効と認められる検査方法:
(A)核酸増幅検査
(a)PCR法
(b)LAMP法
(c)TMA法
(d)TRC法
(e)Smart Amp法
(f)NEAR法
(g)次世代シーケンス法
(B)抗原定量検査 ※抗原定性検査ではない・日本帰国時に必要となるため滞在中に検査を実施する

■厚生労働省指定フォーマット
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

■厚生労働省指定の検査証明書に対応している当地PCR検査機関
在フランクフルト日本国総領事館 参考資料
https://www.frankfurt.de.emb-japan.go.jp/jp/konsular/20220502_FRA_Testcenter.pdf

■バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州のコロナ検査機関
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona.kennsakikan.html

帰国時に必要な手続き

必要なもの

(1)パスポート
(2)航空券
(3)MySOSアプリまたはMySOS Web
・入国前の検疫手続の一部事前登録(ファストトラック ※後述)を行うもの
・スマートフォンアプリ(MySOS)またはウェブサイト(MySOS Web)での登録が可能
(4)出国前72時間以内の陰性証明書
・詳細は滞在中に必要な手続きを参照
・ファストトラックでの事前登録が可能
(5)質問票
・滞在歴や健康状態などを記入するもの
・ファストトラックでの事前登録が可能
(6)誓約書
・入国時に提示する書類に不実の記載がないことなどを誓約するもの
・ファストトラックでの事前登録が可能

必要な手続き

MySOSアプリまたはMySOS Webの準備
(1)MySOSアプリ
・以下の専用URLからスマートフォンにアプリをインストールする
https://mysosp.page.link/sfY2kRrviv4t4eFy7
・13歳以上(入国時点)の場合は、1人1台のスマートフォンが必要
・12歳以下(入国時点)の場合は、アプリのインストール時に「同行者の登録」で氏名等を登録することで保護者等と一緒に登録が可能
(2)MySOS Web
・以下の専用URLからメールアドレス登録とパスワード設定を行い、利用者登録する
https://mysos.allm-team.net/fasttrack/signup/

<ファストトラック>
・日本入国前に、あらかじめ検疫手続の一部を事前登録することで到着空港での手続時間が短縮できる
※ファストトラックを利用している場合でも、到着空港の混雑状況などにより手続きに時間を要するケースもあります
■登録に必要なもの
(1)MySOSアプリがインストールされたスマートフォン、またはインターネットにアクセスできるPCなどの端末(MySOS Web利用の場合)
(2)パスポート番号
(3)ワクチン接種証明書(登録は任意)
(4)出国前72時間以内の陰性証明書(登録は任意)

<ファストトラック登録方法>
※搭乗便到着予定日時の6時間前までに登録を完了する必要があります

■My SOSアプリの場合
(1)アプリ内ホーム画面の「検疫手続事前登録」ボタンを押下し、必要事項および必要書類を登録する
・質問票、誓約書、ワクチン接種証明書(登録は任意)、出国前72時間以内の陰性証明書(登録は任意)
※出国前72時間以内の陰性証明書を登録しない場合、書面を到着空港の検疫で提示する

(2)事前審査
・審査が完了するとMy SOSアプリの画面の色が緑または青になる
※黄色:検査証明書を事前に登録せず空港で提示する場合、または事前審査が進行中の場合
※赤:申請内容に不備がある場合。再登録が必要

(3)到着空港でMySOSアプリの審査済画面を見せる
※アプリ画面が黄色の場合は、登録していない書類を提示する

■MySOS Webの場合
(1)MySOS Webにログインし、必要事項および必要書類を登録する
・質問票、誓約書、ワクチン接種証明書(登録は任意)、出国前72時間以内の陰性証明書(登録は任意)
※出国前72時間以内の陰性証明書を登録しない場合、書面を到着空港の検疫で提示する

(2)事前審査
・審査が完了するとMySOS Webの画面の色が緑または青になる
※黄色:検査証明書を事前に登録せず空港で提示する場合、または事前審査が進行中の場合
※赤:申請内容に不備がある場合。再登録が必要

(3)到着空港でMySOS Webの審査済画面を見せる
※PCなどの端末を持っていない場合は、My SOS Webの手続きに従って印刷した紙を提示する
※画面が黄色の場合は、登録していない書類を提示する

質問票
・ファストトラックを利用しない方は、質問票Webから必要事項を入力し、回答完了後に表示されるQRコードのスクリーンショットを保存または印刷の上、到着時検疫官に提示する

よくある質問(FAQ)

Q. ドイツ旅行はいつから行けますか?

A. 2022年8月現在、観光・ビジネス目的での入国が可能です

Q. ドイツ渡航の際、ビザの取得は必要ですか?

A. パスポートの残存期間がドイツの滞在日数+3か月以上ある方で、90日以内の観光やビジネス、または乗り換えを目的としてドイツへ渡航する場合、ビザは不要です

Q. ドイツ旅行の際の渡航条件や必要書類はありますか?

A. 2022年8月現在、ドイツ渡航時にワクチン接種証明書や陰性証明書等の提示は不要。コロナ禍以前の渡航条件で入国可能です

Q. ドイツ滞在中はマスクの着用は必須ですか?

A. 公共交通機関、医療機関や介護施設などの特定の場所では、マスクの着用が義務づけられています。マスク着用義務に違反した場合、罰金が課されます。





     

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