ポルトガル

歴史的にも日本とのつながりが深い国ポルトガル。
ユーラシア大陸の最西端に位置し、その北東部は国境をはさんでスペイン、南部には大西洋を隔ててモロッコがあります。
日本から直行便の運航はなく、ヨーロッパまたは中東諸国を乗り継いでの到着となります。
国土は日本の約4分の1と小さいながらも、北から南まで、様々な観光スポットが点在しております。
「郷愁の国」の知られざる魅力を探しに行ってみるのはいかがでしょうか。

スペイン

スペインの有名な観光地といえば、ガウディのサグラダ・ファミリア。ガウディの他の建築群も根強い人気があります。カタルーニャ音楽堂やプラド美術館にも訪れて、芸術の素晴らしさを全身で感じてみましょう。

ドイツ

2023年5月8日から施行される感染症法にて、新型コロナウイルスは季節性インフルエンザと同じ「5類」へと移行することになりました。それにともなって、3年にわたって行われてきた水際対策(入国制限)は、それにさきがけて4月29日に終了することになりました。

ルフトハンザ・ドイツ航空、大阪/関西〜ミュンヘン線を再開 2023年5月2日から週3往復

ルフトハンザ・ドイツ航空は、大阪/関西〜ミュンヘン線の運航を、2023年5月2日から週3往復で再開する。大阪/関西発は月・水・土曜、ミュンヘン発は火・金・日曜に、エアバスA350-900型機で運航する。所要時間は大阪/関西発が14時間20分、ミュンヘン発が12時間5分。この他に、2023年夏スケジュールには、フランクフルト発着ではベルファスト(週4往復)、ロンドン/ガトウィック(1日2往復)、アストゥリアス(週3往復)、スコピエ(1日2往復)、ピアリッツ(1日2往復)、ミュンヘン発着ではアストゥリアス(週1往復)、ボルドー(週3往復)、ルツェズフ(1日1往復)、メキシコシティ(週3往復)へ新たに運航する。

■ダイヤ
LH743 大阪/関西(21:50)〜ミュンヘン(05:10+1)/月・水・土(5月3日〜)
LH742 ミュンヘン(22:15)〜大阪/関西(17:20+1)/火・金・日(5月2日〜)

 

JAL、12月から成田/フランクフルト線増便 毎日運航

2022年12月1日から、成田/フランクフルト線を増便し、毎日運航します。現在、週5便(月・水・金・土・日)で、運航しています。運航スケジュールは以下の通り、10月30日より出発・到着時間が変更になります。

■JAL 成田/フランクフルト線
<〜10/29>
JL407便 成田 09:15 / フランクフルト 17:50
JL408便 フランクフルト 19:40 / 成田 16:10 (翌日)
<10/30〜2023/1/31>※12/1から毎日運航
JL407便 成田 10:20 / フランクフルト 17:20
JL408便 フランクフルト 19:40 / 成田 17:10 (翌日)

JALのヨーロッパ路線は現在、羽田/ロンドン線のJL43/JL44便、羽田/パリ線を毎日運航しています。成田/フランクフルト線の12月からの増便で、毎日運航は3路線になります。JALはこのほか、羽田/ヘルシンキ線を週5便、羽田/ロンドン線のJL41/JL42便を週4便で運航しています。

ANA、10月末から羽田/フランクフルト線増便

全日空(ANA)は、2022年10月30日から2023年3月25日までのヨーロッパ路線の運航計画を決定しました。羽田/フランクフルト線は増便、羽田/ロンドン線は全便が最新シート搭載機で運航します。羽田/フランクフルト線は週10往復から、1日2便(週14往復)に増便します。機材はボーイング787-9型機を使用します。

■羽田/フランクフルト線スケジュール (10/30〜)
NH223便 羽田 11:15 / フランクフルト 15:40
NH203便 羽田 00:50 / フランクフルト 05:20(翌日)
NH204便 フランクフルト 11:30 / 羽田 06:55(翌日)
NH224便 フランクフルト 20:45 / 羽田 16:15(翌日)

EUへの渡航に2022年末までにエティアス(ETIAS)導入

時期はまだ2022年・年末とされており、未定ですが、EU連合に加盟している26か国への渡航は、ETIAS(エティアス)が必要となります。アメリカ旅行に必要なESTA(エスタ)やカナダアメリカ旅行に必要なeTA(イータ)と同じ役割を果たすもので「事前渡航認証システム」を意味します。
現在のところ今回紹介する「人気渡航国で入国制限が解除されている国」の中ではEU以外のイギリスやアイルランドは対象外となる予定ですが、EU加盟国とイギリス、アイルランドを合わせて旅行する方は、申請開始となれば取得の必要があります。2022年8月26日現在は不要です。

現在の入国状況

ドイツにはいつから行ける? 2022年8月現在の入国状況
観光・ビジネス目的での入国可能
■ドイツへの入国条件
2022年6月11日より、90日以内の観光目的での入国にあたって必要な書類はパスポートのみ(コロナ禍以前の入国条件)

渡航前に必要な手続き

必要なもの

(1)パスポート
・残存有効期間ドイツの滞在日数+3ヶ月以上のもの
(2)航空券

必要な手続き

上記の必要書類を日本出国前の航空会社チェックインカウンターにて確認後、出国手続きへ

※航空会社によっては搭乗手続きをスムーズに行うため、事前に関係書類をチェックするサービスも有。詳細は各航空会社の公式サイトをご確認ください

滞在中に必要な手続き

必要なもの

(1)FFP2マスク、FFP2と同等のマスク、または医療用マスク
・FFP2マスク とは、ヨーロッパが定めたEN規格に適合したマスク。米国規格のN95や日本の防じんマスクのDS2に相当するものとして一般に認識されている
・公共交通機関、医療機関や介護施設などの特定の場所でのみマスクの着用が義務づけられている
・ただし、6歳未満の子ども、医療上の理由でマスクの着用が困難な方、聴覚障害によりマスクの着用がコミュニケーションに支障をきたす方は着用義務が免除される
・マスク着用義務に違反した場合、罰金が課される(金額は州により異なる)

必要な手続き

(1)「出国前72時間以内の陰性証明書」の発行
・日本帰国時に必要となるため、滞在中に検査を実施する
・各自で検査機関を予約する
・滞在していた国や地域に関わらず全員が提出
・必須項目:氏名、生年月日、検査法、採取検体、検体採取日時、検査結果、医療機関名、交付年月日
・有効と認められる検査方法:
(A)核酸増幅検査
(a)PCR法
(b)LAMP法
(c)TMA法
(d)TRC法
(e)Smart Amp法
(f)NEAR法
(g)次世代シーケンス法
(B)抗原定量検査 ※抗原定性検査ではない・日本帰国時に必要となるため滞在中に検査を実施する

■厚生労働省指定フォーマット
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

■厚生労働省指定の検査証明書に対応している当地PCR検査機関
在フランクフルト日本国総領事館 参考資料
https://www.frankfurt.de.emb-japan.go.jp/jp/konsular/20220502_FRA_Testcenter.pdf

■バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州のコロナ検査機関
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona.kennsakikan.html

帰国時に必要な手続き

必要なもの

(1)パスポート
(2)航空券
(3)MySOSアプリまたはMySOS Web
・入国前の検疫手続の一部事前登録(ファストトラック ※後述)を行うもの
・スマートフォンアプリ(MySOS)またはウェブサイト(MySOS Web)での登録が可能
(4)出国前72時間以内の陰性証明書
・詳細は滞在中に必要な手続きを参照
・ファストトラックでの事前登録が可能
(5)質問票
・滞在歴や健康状態などを記入するもの
・ファストトラックでの事前登録が可能
(6)誓約書
・入国時に提示する書類に不実の記載がないことなどを誓約するもの
・ファストトラックでの事前登録が可能

必要な手続き

MySOSアプリまたはMySOS Webの準備
(1)MySOSアプリ
・以下の専用URLからスマートフォンにアプリをインストールする
https://mysosp.page.link/sfY2kRrviv4t4eFy7
・13歳以上(入国時点)の場合は、1人1台のスマートフォンが必要
・12歳以下(入国時点)の場合は、アプリのインストール時に「同行者の登録」で氏名等を登録することで保護者等と一緒に登録が可能
(2)MySOS Web
・以下の専用URLからメールアドレス登録とパスワード設定を行い、利用者登録する
https://mysos.allm-team.net/fasttrack/signup/

<ファストトラック>
・日本入国前に、あらかじめ検疫手続の一部を事前登録することで到着空港での手続時間が短縮できる
※ファストトラックを利用している場合でも、到着空港の混雑状況などにより手続きに時間を要するケースもあります
■登録に必要なもの
(1)MySOSアプリがインストールされたスマートフォン、またはインターネットにアクセスできるPCなどの端末(MySOS Web利用の場合)
(2)パスポート番号
(3)ワクチン接種証明書(登録は任意)
(4)出国前72時間以内の陰性証明書(登録は任意)

<ファストトラック登録方法>
※搭乗便到着予定日時の6時間前までに登録を完了する必要があります

■My SOSアプリの場合
(1)アプリ内ホーム画面の「検疫手続事前登録」ボタンを押下し、必要事項および必要書類を登録する
・質問票、誓約書、ワクチン接種証明書(登録は任意)、出国前72時間以内の陰性証明書(登録は任意)
※出国前72時間以内の陰性証明書を登録しない場合、書面を到着空港の検疫で提示する

(2)事前審査
・審査が完了するとMy SOSアプリの画面の色が緑または青になる
※黄色:検査証明書を事前に登録せず空港で提示する場合、または事前審査が進行中の場合
※赤:申請内容に不備がある場合。再登録が必要

(3)到着空港でMySOSアプリの審査済画面を見せる
※アプリ画面が黄色の場合は、登録していない書類を提示する

■MySOS Webの場合
(1)MySOS Webにログインし、必要事項および必要書類を登録する
・質問票、誓約書、ワクチン接種証明書(登録は任意)、出国前72時間以内の陰性証明書(登録は任意)
※出国前72時間以内の陰性証明書を登録しない場合、書面を到着空港の検疫で提示する

(2)事前審査
・審査が完了するとMySOS Webの画面の色が緑または青になる
※黄色:検査証明書を事前に登録せず空港で提示する場合、または事前審査が進行中の場合
※赤:申請内容に不備がある場合。再登録が必要

(3)到着空港でMySOS Webの審査済画面を見せる
※PCなどの端末を持っていない場合は、My SOS Webの手続きに従って印刷した紙を提示する
※画面が黄色の場合は、登録していない書類を提示する

質問票
・ファストトラックを利用しない方は、質問票Webから必要事項を入力し、回答完了後に表示されるQRコードのスクリーンショットを保存または印刷の上、到着時検疫官に提示する

よくある質問(FAQ)

Q. ドイツ旅行はいつから行けますか?

A. 2022年8月現在、観光・ビジネス目的での入国が可能です

Q. ドイツ渡航の際、ビザの取得は必要ですか?

A. パスポートの残存期間がドイツの滞在日数+3か月以上ある方で、90日以内の観光やビジネス、または乗り換えを目的としてドイツへ渡航する場合、ビザは不要です

Q. ドイツ旅行の際の渡航条件や必要書類はありますか?

A. 2022年8月現在、ドイツ渡航時にワクチン接種証明書や陰性証明書等の提示は不要。コロナ禍以前の渡航条件で入国可能です

Q. ドイツ滞在中はマスクの着用は必須ですか?

A. 公共交通機関、医療機関や介護施設などの特定の場所では、マスクの着用が義務づけられています。マスク着用義務に違反した場合、罰金が課されます。

イタリア

2023年5月8日から施行される感染症法にて、新型コロナウイルスは季節性インフルエンザと同じ「5類」へと移行することになりました。それにともなって、3年にわたって行われてきた水際対策(入国制限)は、それにさきがけて4月29日に終了することになりました。

ヨーロッパを旅行するなら知っておきたいシェンゲン協定と加盟国

加盟国間で出入国検査が不要になる

シェンゲン協定は、ヨーロッパ諸国間において、出入国する際に国境での出入国検査が不要になる制度です。1985年にルクセンブルク・ベルギー・オランダ・西ドイツ・フランスの5カ国が締結した協定と、1990年に締結された補足にあたる協定からなります。最初にルクセンブルクのシェンゲンで締結されたことから、シェンゲン協定と呼ばれています。1997年には、EU(欧州連合)における新しい条約である『アムステルダム条約』にも取り入れられ、1999年に発効されました。

加盟国をチェック

EU加盟国では、フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・スペイン・ギリシャ・オーストリア・スウェーデンをはじめ、多くの国がシェンゲン協定に加盟しています。EU非加盟国の中で協定に加盟しているのは、スイス・ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインです。EU加盟国のアイルランドは、協定の適用除外を受けています。EUを離脱したイギリスも適用除外です。EU加盟国で協定を締結していない国はルーマニア・ブルガリア・キプロスで、クロアチアは2023年1月に加盟が決定しています。なお、シェンゲン協定が適用される領域を『シェンゲン圏』と呼びます。

EUとの違い

EUとシェンゲン協定は、どちらもヨーロッパ諸国の制度であることから、同じものだと混同している人も少なくありません。しかし、実際には全く異なる制度です。EUは、政策や通貨などを加盟国内で共有する欧州連合のことです。一方、シェンゲン協定は、あくまでも出入国が気軽にできるようにする仕組みのことであり、EUとは加盟国も異なります。EUとシェンゲン協定は、加盟国以外の国の人からみたときに大きな違いがあります。具体的に説明すると、例えばEUの場合は加盟国の国民であれば、EU圏内で住む国や働く国を自由に選択可能です。しかし、国籍がEU圏外である日本人がEU圏内で住んだり働いたりしたい場合は、ビザ取得などの法的な手続きが必要とされるのです。一方、シェンゲン協定においては、シェンゲン加盟国以外の国籍を持っている人でも一度シェンゲン加盟国に入国すれば、検査なしで圏内での出入国が可能となります。シェンゲン協定のおかげで出入国が簡単になり便利ですが、決まりもあります。旅する際に気を付けなければならないポイントを確認しましょう。

滞在期間の注意点

シェンゲン圏内において、ビザなしでの滞在可能期間は『あらゆる180日間内で最長90日まで』です。180日間に2回以上シェンゲン圏に入国した場合は、全て合わせて90日まで滞在が可能という意味になります。例えば、10日滞在した場合、その日から180日の間に滞在できるリミットは最長80日です。180日経過する前に90日を使い果たした場合には、最初に入国した日から180日経過してから再入国が可能になるということです。また、ビザなしで滞在するためには、過去10年以内に発行されたパスポートを持っていて、シェンゲン圏内からの出国予定日から3カ月以上の有効期限が残っている必要があるため、注意しましょう。

参考:シェンゲン領域諸国への渡航|外務省 海外安全ホームページ

パスポートは携帯が基本

国境を超える際は、パスポートを携帯することが大切です。シェンゲン圏内は出入国検査なしで行き来が可能ではあるものの、パスポートの確認がないとは限りません。テロ対策などで本人確認が必要になるケースも考えられます。パスポートを携帯していないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。実際にパスポートを携帯しておらず身分証明ができなかったことで、不法入国者として身柄を拘束されたケースもありますので、念のためにもパスポートは持っておきましょう。

新たな電子渡航認証制度

ETIASは『European Travel Information and Authorisation System』の略で、『欧州渡航情報認証制度』のことです。2023年11月から導入される予定で、シェンゲン圏への渡航者を事前審査・認証する仕組みです。オンライン申請をしてから審査が通り許可が出て、はじめてビザなしで渡航できます。出入国の記録などを簡単に追えるようにするもので、シェンゲン圏の安全を守る目的などから作られた制度です。

申請に必要なものもチェック

2023年1月現在でETIASが必要となる国は、イタリア・ドイツ・フランス・スペイン・スイスなど、27カ国です。旅行の予定が決まったら、渡航先が対象国かどうか確認しましょう。申請には、有効なパスポートが必要です。オンライン申請のためインターネット環境も必要なので、パソコンもしくはタブレットやスマホ、申請の際に使用するメールアドレスなどを準備しておきましょう。支払いもオンラインで行うため、クレジットカードも必要です。申請費用については、まだ発表されていません。また、ETIASの有効期限は3年です。ただし、途中でパスポートの期限が切れてしまうと、ETIASも同時に失効となります。パスポートの有効期限が短い場合は、パスポートを更新してからETIASを申請するのがおすすめです。

ITAエアウェイズ、11/5から羽田/ローマ線 運航へ

2022年11月5日から羽田/ローマ線を運航する予定です。コロナ禍で就航時期を延期している路線で、日本/ヨーロッパ間のロシア上空回避による対応も踏まえた運航となります。使用する機材は、ITAエアウェイズが2022年5月に初めて受領したエアバスA350-900型機です。現在、A350は5機を保有しています。

■ITAエアウェイズ 羽田/ローマ線スケジュール
AZ793便 羽田 13:35 / ローマ 20:30 (水・金・日)
AZ792便 ローマ 15:40 / 羽田 11:35 (翌日) (火・木・土)

飛行時間は、ローマ発が11時間55分、羽田発が14時間55分を予定しています。

【22年8月現在の入国状況】

観光・ビジネス目的での入国可能
イタリアへの入国条件
2022年6月1日より、90日以内の観光目的での入国にあたって必要な書類はパスポートのみ(コロナ禍以前の入国条件)
※ただし、利用航空会社・経路によってはワクチン接種証明書や陰性証明書が必要となる場合があるため、航空会社への事前確認が推奨されている

渡航前に必要な手続き

必要なもの

(1)パスポート
・残存期間がイタリアの滞在日数+3ヶ月以上のもの
(2)航空券
必要な手続き

上記の必要書類を日本出国前の航空会社チェックインカウンターにて確認後、出国手続きへ。

※航空会社によっては搭乗手続きをスムーズに行うため、事前に関係書類をチェックするサービスも有。詳細は各航空会社の公式サイトをご確認ください。

滞在中に必要な手続き<必要なもの>

(1)FFP2マスク
・FFP2マスクとは、ヨーロッパが定めたEN規格に適合したマスク。米国規格のN95や日本の防じんマスクのDS2に相当するものとして一般に認識されている
・2022年5月1日よりマスク着用義務は解除されているが、以下の場所ではFFP2マスクの着用が義務づけられている。着用義務は2022年9月30日まで有効
(1)州間の船舶
(2)州間の鉄道(インターシティ、インターシティ・ノッテ、高速鉄道など)
(3)2つ以上の州をつなぐ定期・継続的運行バス
(4)地域または州の公共交通機関

帰国時に必要な手続き<必要なもの>

(1)パスポート
(2)航空券
(3)MySOSアプリまたはMySOS Web
・入国前の検疫手続の一部事前登録(ファストトラック ※後述)を行うもの
・スマートフォンアプリ(MySOS)またはウェブサイト(MySOS Web)での登録が可能
(4)出国前72時間以内の陰性証明書 9/7 23:59までは必要
・ファストトラックでの事前登録が可能
(5)質問票
・滞在歴や健康状態などを記入するもの
・ファストトラックでの事前登録が可能
(6)誓約書
・入国時に提示する書類に不実の記載がないことなどを誓約するもの
・ファストトラックでの事前登録が可能

 

フランス

2023年5月8日から施行される感染症法にて、新型コロナウイルスは季節性インフルエンザと同じ「5類」へと移行することになりました。それにともなって、3年にわたって行われてきた水際対策(入国制限)は、それにさきがけて4月29日に終了することになりました。

エールフランス航空、東京/成田〜パリ線の運航計画を変更

エールフランス航空は、東京/成田〜パリ線の運航計画を変更した。パリ発のAF276便は、8月31日までは月・火・金・土・日曜の週5便、9月1日から16日までと10月16日から29日までは月・金・土・日曜の週4便、9月17日から10月15日までは月・金・日曜の週3便を運航する。東京/成田発のAF275便は翌日となる。9月7日(東京/羽田発翌8日)からは、東京/羽田〜パリ線を週3便で再開することから、東京とパリをあわせて最大で週7便で運航することになる。

■ダイヤ
AF279 東京/羽田(12:05)〜パリ(19:45)/月・木・土(9月8日〜10月29日)
AF272 パリ(13:45)〜東京/羽田(10:00+1)/水・金・日(9月7日〜10月28日)
AF293 東京/羽田(00:35)〜パリ(08:35)/ 10月10日のみ
AF274 パリ(23:10)〜羽田(20:10+1)/ 10月8日のみ

EUへの渡航に2022年末までにエティアス(ETIAS)導入

時期はまだ2022年・年末とされており、未定ですが、EU連合に加盟している26か国への渡航は、ETIAS(エティアス)が必要となります。アメリカ旅行に必要なESTA(エスタ)やカナダアメリカ旅行に必要なeTA(イータ)と同じ役割を果たすもので「事前渡航認証システム」を意味します。
現在のところ今回紹介する「人気渡航国で入国制限が解除されている国」の中ではEU以外のイギリスやアイルランドは対象外となる予定ですが、EU加盟国とイギリス、アイルランドを合わせて旅行する方は、申請開始となれば取得の必要があります。2022年8月26日現在は不要です。

エールフランス 2022冬スケジュール、成田・羽田・関西3路線を継続

2022冬スケジュールの日本路線を成田、羽田、関西発着の3路線を継続して運航します。エールフランス航空は9月7日(水)から、 羽田/パリ線の直行便を週3便で運航し、冬スケジュールは週5便に増便します。現在、成田に週5便、関西に週3便を運航しており、10月30日以降の日本路線は計週13便です。エールフランスは現在、成田・関西発は主にアラスカを経由する北回り、パリ発は中央アジアを経由する南回りで運航しています。機材は成田線はボーイング777-300型、関西線はボーイング787-9型です。なお、再開する羽田線は787-9を使用する予定です。

■エールフランス 日本路線冬スケジュール(2022年10月30日~2023年3月25日)
<成田/パリ線>
・787使用時
AF275便 成田 10:55 / パリ 17:30 (月・火・水・木・土)
AF276便 パリ 11:45 / 成田 09:10(翌日) (月・火・水・金・日)
・777-300使用時
AF275便 成田 10:55 / パリ 17:50 (月・火・水・木・土)
AF276便 パリ 11:25 / 成田 09:10(翌日) (月・火・水・金・日)
<羽田/パリ線>
AF293便 羽田 22:50 / パリ 05:45(翌日) (月・水・金・土・日)
AF274便 パリ 23:35 / 羽田 20:50(翌日) (火・木・金・土・日)
<関西/パリ線>
AF291便 関西 11:45 / パリ 18:40 (月・木・土)
AF292便 パリ 12:50 / 関西 09:45(翌日) (水・金・日)

詳細はこちら

 

フランス出発前に必要だった新型コロナの手続きが撤廃されました【22年8月1日〜】

2022年8月1日より、フランス入国時の水際措置が撤廃され、フランスへの渡航者はフランス(本国および海外領土)到着前に必要だった、新型コロナウイルス感染症対策の手続きがなくなりました。つまり、ワクチン完全接種証明書や陰性証明書を提示が不要になりました。

1.出発国・地域にかかわらず、衛生パスの提示は求められません。
2. 旅行証明書(「やむを得ない理由」)も一切求められません。
3. 感染していない旨の宣誓書や、フランス到着時に抗原検査または生物学的検査を受ける旨の誓約書の提示が必要がなくなりました。

フランス本土とフランス海外領土間の移動についても同様です。フランス(本土および海外領土)から他国を訪問する際も、旅行理由証明書や出国証明書をフランス当局から求められることはありません。フランス入国時の手続きは無くなりましたが、日本への入国・帰国時には、引き続き出国前72時間以内に取得した陰性証明書の提示が求められます。

参照:  在日フランス大使館

2022年6月1日からの水際対策含めた日仏間の最新往復渡航情報

フランスはその国の状況によって海外の国または地域を「緑」「オレンジ」「赤」の3つに区分しています。日本は、もっとも軽度である「緑」です。「緑」の場合は、次のようなルールです。

【日本からフランスへの入国ルール】■ワクチン接種済の場合
・渡航にあたっての特別な理由: 必要なし
・搭乗にあたっての検査: 必要なし
・到着にあたっての検査: なし
・到着後の隔離: なし■ワクチン未接種の場合
・渡航にあたっての特別な理由: 必要なし
・搭乗にあたっての検査: 72時間以内のPCR検査または48時間以内の抗原検査の陰性証明、もしくは新型コロナに罹患した際のPCR検査または抗原検査の11日以降6カ月以内の陽性証明。
・到着にあたっての検査: なし
・到着後の隔離: なし

ワクチン接種済であれば、検査などは特に必要なくフランスへ入国できます。フランスを出入国するにあたって特別な理由も必要ありません。

【フランス入国に際してのワクチン接種済の条件】

1. 2回接種型ワクチン(ファイザー/コミナルティ、モデルナ、アストラゼネカ/バキスゼブリア/コビシールド)を2回接種後7日以上、または1回接種型ワクチン(ジョンソン&ジョンソン)を接種後28日以上経過していること。

2. 世界保健機関(WHO)緊急使用リスト掲載されているものの、欧州医薬品庁に認められていないワクチン(コバクシン、シノバック/コロナバックまたはシノファーム/BBIB-PveroCells)を2回接種後、mRNAワクチン1回を追加接種後7日以上経過していること。

3. 上記に加え、2月1日以降、接種完了と認定されるには、18歳以上の全ての渡航者は、最終接種後、9カ月以内に追加的にmRNAワクチン(モデルナまたはファイザー)を接種する必要あり。

ワクチン接種済または未接種どちらでも、「欧州デジタル式旅客位置情報フォーム(dPLF)」の記入が必須です。これは、フランスに渡航するすべての人が入力しなければいけない書面で、オンラインで申請 できます。空港での搭乗待ち時間などに記入しておきましょう。記入を忘れた場合は飛行機内などで紙のものを頂けます。

フランスへの出発当日は、パスポートなどに加えてワクチン接種済の人は「新型コロナワクチン接種証明書」を忘れずに!

【フランスから日本へ行く時場合】

日本は、オミクロン株に対する状況を踏まえて、海外の国や地域を「赤」「黄」「青」の3つに区分しています。その区分に応じて日本入国の際に水際対策が行われています。フランスからの入国は、もっとも軽度である「青」です。「青」の場合は、次のようなルールです。

【フランスから日本への入国ルール】
■出発前出国前72時間以内に実施する検査証明書(陰性証明書)、MySOSアプリのインストール、健康フォローアップ、誓約書、質問票Webなどの記入が引き続き必要です。

■日本入国時
ワクチン3回目接種の有無によらず、入国時の検査は実施されません。入国後の自宅等待機もありません。

出国前72時間以内に実施する検査証明書とは、どういうものを指すのでしょうか。これはPCR検査による陰性証明のことで、厚生労働省はその検査結果を、原則として厚生労働省が定めるフォーマットに記載してもらうことを求めています。ただし、その所定のフォーマットへの記入が難しい場合は、それ以外のフォーマットでも可としていますが、定められた検査方法と違う、または項目について記入漏れがあると、いくら陰性であっても証明書としては有効になりません。所定のフォーマットは各国語に訳されたものが厚生労働省のサイト からダウンロードできます。検査証明書へ記載すべき内容や指定されている検査方法についても、厚生労働省のサイト をご覧ください。

日本の所定のフォーマットに記入することに慣れている検査機関のリストが在フランス日本国大使館のサイト に載っていますので、検査場所に迷っている人は参考にしてみてください。8633.jpg

検査証明書を取得できたら、出発前に「ファストトラック」と呼ばれるスマホのアプリ「MySOS」を使ったシステムから、事前にオンライン提出できます。MySOSのダウンロード方法や使い方については、厚生労働省のサイト に詳しい説明があります。これらが整ったら日本行きへの準備は完了です。ただし、出国72時間前検査の時点で陽性が出た場合は、飛行機へ乗ることができませんので、そのリスクも含めて旅行計画を練ることをおすすめします。

フランス国内での過ごし方

フランス国内では、2022年5月16日から公共交通機関のマスク着用義務が解除されました。それより以前から、飲食店など屋内公共スペースでのマスク着用義務は解かれていますので、現在マスク着用が必要な場所は、医療機関などのみとなりました。

一般的な旅行時において、マスクが義務となる場面は通常ありません。ワクチンパスも現在は運用が停止されています。

参照: 在フランス日本国大使館 、厚生労働省 、在日フランス大使館